先日の夜のニュース番組で、中東のドバイで開幕したドバイ万博の様子が放送されていました。ドバイでは、ワクチン接種と市中感染を防ぐための厳格なルールの徹底によって、新型コロナの感染で疲弊した経済を回復するべく舵をきったとのこと。その様子と緊急事態宣言が解除されて、段階的な規制緩和を進める日本との違いを聞かれたコメンテーターは、日本の行政は規制緩和によってひきおこされるマイナス面をプラス面よりも恐れていると語っていました。人間は同じくらいの大きさのプラスとマイナスが予想される場合、マイナスの方をより大きく恐怖に感じるらしく、行動経済学では「プロスペクト理論」と呼ばれる理論であるとか。

この心理、婚活でもあてはまると思うのです。

とてもよい条件のお相手とのお見合いが決まったり、一歩進んで仮交際が決まったりしても、プロフィールに書いてある一文やお見合いとかデートで言われた一言から空想をふくらまし、マイナスのことばかり考えてしまう。婚活に悩む人には、そんな人が実に多いと感じます。

10歳の年齢差があるものの、地元に根差したクリニックを開業しているお医者様から、真剣交際に進もうと言われた40代の女性。年齢の近い、高学歴高年収の近県に住む男性とのご縁を希望していたので、条件と異なるのは年齢の面。それでも、親と子ほどに年齢が離れている訳でなく、その他の条件面は全く申し分なし。しかもその男性、決して上から目線ではなく、穏やかな性格で、おまけに一途。そんな男性から前向きな気持ちを聞きながらも、その女性はどうしても一歩が踏み出せない様子。理由はどうやら、男性が優しいが故にかえって「決断力がないのでは?」と感じる点と年齢差らしく、結婚したら、自分が色々采配を振らなくてはならないのではないかとか、もっと年齢が近くていい人が現れるのではないか・・・実際に起きてもないこと、何の根拠もないことを色々考えては悩み、心配しているようです。

もう一息で素晴らいご縁がつかめるのに、起きるかどうかさえわからないマイナスのことばかり考えて、幸せな結婚生活の可能性には全く気付かない様子。いくらお相手が自分に夢中であったとしても、婚活には交際期間についての規約もあるし、そもそもお相手だって永遠に待っていてくれる訳ではないのに…

結婚は楽しいことや嬉しい場面も多いけれど、嫌なことや大変なことだって同じくらいあります。とにかく、結婚後の生活がどのくらい楽しく、どのくらい辛いのかは、本当に不確実。特に困難な時には、2人で譲歩をしたり、協力をしたりして乗り越えていく必要があるのはご存じの通り。頭ではわかっていながらも、マイナスの方に想像を膨らませて、折角の結婚のチャンスを逃してしまうなんて勿体ないと思うのです。マイナスなことが起きないように十分に対策をとりながら、前に向かって進んでいく-そんなドバイ方式で婚活を進めるのがいいのではないでしょうか。

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