オフィスに向かう電車の中で、いつものようにスマホでニュースをチェック。スポーツのニュースはいつもならあまり読まないのに、なぜか目にとまったのは、現在、アメリカのメジャーリーグでパイレーツの内野手として活躍する筒香選手の記事。

筒香選手がアメリカに渡ったのは2年前のこと。アメリカで選手生活を続ける中で日本とアメリカの違いを肌で感じているようで、その記事の中には、アメリカでは指導者と選手が一方的な主従関係に陥いるのではなく、指導者は選手のやることを尊重し、それを否定することもない ― といった筒香選手のコメントが載っていました。指導者側が「これをやれ。やらないと試合には出さない。」といった「上から目線」のアプローチをすることはなく、双方がきちんと互いに敬意を払い、聞く耳をもって相手の言うことを聞くとのこと。こうした互いの意見を尊重する関係、そして会話のできる関係の必要性を日本のスポーツ界だけではなく、子どもと大人にも当てはめて言及していることがとても印象的でした。

一方的な主従関係… 日本では至るところにこうした関係が今も根付いていると感じるのは、私だけではないはず。学校でも会社でも親子でも、そんな場面はいくらでもあると思うのです。

今は21世紀。頭の中では、それぞれに意見や考え方があり、尊重する必要があること、つまり多様性の時代であることをほとんどの人はわかっています。それでも、長い長い歴史の中で私たち日本人に刷り込まれてしまったのか、「年長者の言うことには文句を言わずに従う」とか「女性は男性に従順であるべし」といった考えが知らず知らずのうちに現代日本人の根底にも流れているような気もします。

婚活でも、順調に交際が続いている場合には問題なくとも、何かの拍子で男性の場合は「上から目線」の物言いが出てしまったり、その反対に女性の場合は「女性なんだから大切にされて当たり前」と男尊女卑を逆手に取るような考えが知らず知らずのうちに表に出てしまうことも多いようです。

「男性だから」「女性だから」「年齢が上なんだから」「年齢が下なんだから」と言うのは実に簡単。従来の固定概念にそって判断をして、そこからはみ出たものについては、切り捨ててしまえばいいのだから。そうではなくて、年齢や性別ではなく、ひとりの人として相手に向き合うことがスポーツの世界だけではなく、すべてにおいて大事なのだと筒香選手の記事を読みながら、改めて感じました。

婚活では、何人もの異性とお見合いを重ね、その中の本当に縁のある人と結婚をする。活動中は、結局は縁のつながらないお相手ともお見合いをしたり、仮交際をすることもあります。それでも、きちんとお相手の意見を尊重し、自分とは考え方が違っていても、否定をしたり、切り捨てたりするのではなく、「どうしてそう思うの?」と聞いてみる。色々な人、それもこれまでに出会ったことのないような人と会うことができるのが婚活です。婚活はもちろん結婚相手に出会うのが目的ですが、せっかくなのだから、色々な人に会って、色々な考え方にふれて、自分の視野をどんどん広げていくのもいいと思うのです。

誰の言葉かは定かではありませんが、「出会った人の数だけ、人生は豊かになる」。
本当にその通りですよね。

銀座並木通りにあるエルデザイナーズは、現役の歯科医師が運営する結婚相談所。医師や歯科医師、会社経営者や士業などのハイステータスな方々の結婚、そしてそうした方々との出会いを多くサポートしてきました。成婚まで多くの方々を導いてきた実績を誇るカウンセラーも在籍しています。上手な婚活の方法などのノウハウも豊富です。婚活に対してご不安などをお持ちの方は是非、エルデザイナーズ銀座にご相談ください。