結婚相談所の仕事を始めたのは、今から10年以上も前のこと。その頃、結婚相談所には、お相手のステータスが高かったり、年収がものすごくあれば、年齢差は全く気にしないという女性が一定数いたように感じます。目指すは、「玉の輿(たまのこし)」という訳です。

今でもよく耳にするこの「玉の輿」という言葉、江戸時代にその語源はあるようです。「玉」とは、京都・西陣の八百屋さん(一説には、畳屋さんだったとも言われています)の娘「お玉」のこと。「お玉」が幼い頃に父親は亡くなったため、母親は「お玉」を連れて西陣の武家の家に奉公にあがり、後に母親はその家の後妻として迎えられ、「お玉」は養女となりました。美しく利発な女性へと成長した「お玉」は、縁あって大奥の部屋子に抜擢されたのです。「お玉」は京都から江戸の大奥に移り住み、やがて春日局(かすがのつぼね)の目に留まり、三代将軍・徳川家光の側室となったのです。「お玉」は後に五代将軍となる綱吉をもうけました。庶民が将軍の母親にまで上り詰めたというサクセスストーリーから「玉の輿(輿=高貴な人を載せて人が運んだ乗り物)」という言葉は生まれました。

最近、婚活の業界では「玉の輿」を狙う女性が本当に少なくなったと感じます。自分自身の人生を男性の財力にゆだねるのではなく、自ら切り開いていきたい、その為の努力は惜しまないという女性が増えているのです。そこまでキャリア志向が強くなくとも、年齢が近くて共通点の多いパートナーと結婚をして、穏やかで堅実な暮らしを望む女性も多く、できるだけ若い女性との結婚を望む男性方は、少し方策を練る必要があると思うのです。

銀座並木通りにあるエルデザイナーズは、現役の歯科医師が運営する結婚相談所。医師や歯科医師、会社経営者や士業などのハイステータスな方々の結婚、そしてそうした方々との出会いを多くサポートしてきました。成婚まで多くの方々を導いてきた実績を誇るカウンセラーも在籍しています。上手な婚活の方法などのノウハウも豊富です。婚活に対してご不安などをお持ちの方は是非、エルデザイナーズ銀座にご相談ください。