インターネットにあふれかえる成功した人や見目麗しい芸能人の記事、そしてインフルエンサーの姿。こうした情報ばかりに接している10代に精神的な不調を唱える若者が増えているとか。

もちろん、これは若者に限ったことでないこと、社会経験の豊富な人たちだってわかっていると思うのです。自分たちがどれほど、スマホからの情報に惑わされているかということ。スマホから流れてくる情報は、必ずしも全てを表現しているのではなく、「幸せ」な場面を切り取った断面であること。

しかし、悲しいことに、私たちは自分とネット上の人たちを比べてしまって、今の自分があまり幸せでないかのように思ったり、自分が目指す幸せのハードルを物凄く上げてしまったり・・・

スウェーデンの精神科医であるアンデッシュ・ハンセン氏が書いた「スマホ脳」が世界的なベストセラーとなっています。その本でスマホが多大な悪影響を現代人に与えていることに警鐘をならしている通り、スマホが単なる便利なコミュニケーションツールでなくて、まるで人生の教科書、もしは見本帳でもあるかのような昨今・・・

婚活でもスマホを使う機会が多くなっていて、婚活アプリを利用するだけでなく、婚活の成功談とかも目にすることが多いと思います。ただ、そうした記事やコメントを書いた人や写真を公開している人が実際はどのような結婚生活を送っているのかは不明 ―

ハンセン氏によると、幸せになるためには、広告やマスコミがテレビやSNSで送りつけてくる非現実的な幸せ像には目を閉じて、「幸せを追い求めるのをやめたほうがいい」とのこと。もちろん、「やめたほうがいい」というのは、「あきらめた方がいい」ということではなく、「幸せ」という虚像にとらわれて自分を苦しめるのは「やめたほうがいい」ということだと思います。

結婚とは、ふたりがお互いに支えあい、周りの人たちとも関わり合いながら、一緒に年齢を重ねつつ何かを成し遂げていくこと。スマホにあふれるような華やかな一瞬が絶えず訪れるわけはなく、むしろ、そんな心躍るような一瞬が何ヵ月かに一度、または何年か何十年かに一度訪れからこそ尊いのであり、その一瞬を一緒に喜ぶことのできるパートナーがいるからこそ、多くの人は結婚生活に「幸せ」を感じるのだと思います。自分とは接点のない他の人はもちろん、同級生や同僚たちが発する「幸せ」アピールに心を乱されることなく、むやみに傷つくことなく、無理のないペースで自分スタイルの婚活をするのが一番だと思うのです。

銀座並木通りにあるエルデザイナーズは、現役の歯科医師が運営する結婚相談所。医師や歯科医師、会社経営者や士業などのハイステータスな方々の結婚、そしてそうした方々との出会いを多くサポートしてきました。成婚まで多くの方々を導いてきた実績を誇るカウンセラーも在籍しています。上手な婚活の方法などのノウハウも豊富です。婚活に対してご不安などをお持ちの方は是非、エルデザイナーズ銀座にご相談ください。