年齢を重ねてくると、家族みんなが無事に帰宅し、夕飯だ、お風呂だ、明日の支度だとなんとなくバタバタとしながら一日を終えて、また同じような次の日を迎える ― そんな平凡な毎日の繰り返しがいかに大切か(大切であったか)をしみじみと感じることがあります。ただ、この境地に至るまでには、それなりに色々な山や谷などを越えてきたのではありますが・・・

ただ、「人生まだまだこれから」という方々に、「平凡」とか「平均的」な暮らしの良さなどを説くつもりもなければ、自身も平凡がベストだと思っているわけではないのです。

婚活を始めるきっかけは人それぞれ。そろそろ人生を共に歩むパートナーが欲しいと思ったという人もいれば、周りからのプレッシャーを感じて重い腰を上げたという人、子どもが欲しいからとか、友だちや別れた彼氏や彼女を見返してやりたい!人がうらやむような結婚がしたい!という人だっていらっしゃいます。それぞれの人がお相手や結婚に対しそれぞれの理想や夢をいだいているもの。

婚活では、学歴や職種、年収、外見、家族構成、そして居住地など、ひとつひとつの要素が大切なアピールポイント。そうした要素がいくつもあれば、お見合いの機会も増えます。ただ、突出した要素がないような時、さてどうしたものでしょうか?

そうした場合には、まずはお見合いが成立するように、自分が考えるお相手の条件を少し緩め、なるべく色々な人にお申し込みをすることが重要だと思うのです。つまり、お申し込みをされるのを待つばかりではなく、自分から積極的に行動を起こすのがポイントです。

交際の時も同様で、自分よりも好条件にめぐまれた人と交際をする場合、何となく臆してしまってお相手からデートのお誘いがくるのを待つ人が多いようですが、それでは交際を前に進めるのは難しいと思うのです。会う回数を重ねないかぎり、自分の良さ、突出した要素はないけれど、人を絶対に不快にさせないところや穏やかで誠実なところ、きちんと人の話に耳を傾けることができることなど、人として、そして人生のパートナーとして一番大切な部分を持ち合わせていることがなかなかお相手に伝わらないのではないでしょうか。

「特長がないのが特徴」、それは長い人生を共に歩くパートナーとしては、本当は最高の条件なのかもしれません。精神科医で随筆家、亡くなった今も「心の名医」と称される斎藤茂太氏の言葉に次のようなものがあります。

『平凡は非凡にまさるという言葉もある。平凡は地味であるが、底に奥深い滋味が潜んでいる。そこに気づけば、「どこといってとりえのない自分」にふさわしい生き方が見えてくるはずだ。』

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