婚活をし始めると、週末はお見合いがあったり、仮交際となった人とのデートがあったりと忙しくなりがち。その反対に、なかなか理想的な人と出会うことができなかったり、仮交際がなかなか進展しない時などは、焦ったり、結婚や婚活に対する考えや悩みなどがぐるぐると頭の中を渦巻くなんてことも。婚活を始めてから、なんとなくこれまでの自分とは違ってしまったような気がするという声なども会員の方から聞くことがあります。自分の中に占める婚活の度合いが日増しに大きくなっている ― 今、そんな状態ではないでしょうか?
結婚相談所の側からすれば、一生懸命に婚活を頑張っている人のこと、心から応援したくなるものです。
しかし、婚活が生活の中心になってしまっていたり、婚活が大きな負担となっているような人には、もう少し視野を広げてほしいと思ったり、なんとか心を軽くしてほしいと感じたりします。
さて先日、上野の森美術館で開催中の「長坂真護展 Still a BLACK STAR」を観に出かけました。長坂氏はかつては歌舞伎町のナンバーワンホスト。その後、アパレル会社を経営して失敗した後、世界をさまよいながら最新のガジェットの転売やストリートアートで生計を立てるなど、異色の経歴をもつ美術家です。その彼が、「世界最大級の電子機器の墓場」と呼ばれるアフリカ・ガーナのスラム街の存在を知ったのは2017年のこと。そこに実際に足を運び、私たちが想像もできないような現地の人々の暮らしを目の当たりにしました。先進国の人々が便利で快適な生活を享受している陰には、このような不条理があることを知り、またそのような過酷な環境にありながらもそこで生きる人たちの生命の力や可能性を感じます。そうして、そこにある廃棄物でアート作品を作り始めたのです。それは壮大なプロジェクトで、2030年までにアーティスト活動によって資金を集め、現地に産業や雇用を生み出そうとしています。
抜群の描写力と作品の中に取り入れられた廃棄物が表す世界の格差の現実が、私たちに「あなたができることは何?」と訴えかけているような作品ばかりだと思いました。
婚活に限らず、違う風景を見るのって、本当に大切なことだと思うのです。長坂氏のように外国に出かけていくことができなくとも、馴染みのないジャンルの映画や展覧会を観たり、本を読むだけでも、視界が晴れたり、これまでとは違った視点から物事を見ることができるようになることだってあるのではないでしょうか?
エルデザイナーズは、現役の歯科医師が運営する結婚相談所。医師や歯科医師、会社経営者や士業などのハイステータスな方々の結婚、そしてそうした方々との出会いを多くサポートしてきました。成婚まで多くの方々を導いてきた実績を誇るカウンセラーも在籍しています。上手な婚活の方法などのノウハウも豊富です。婚活に対してご不安などをお持ちの方は是非、エルデザイナーズ銀座にご相談ください。